第二新卒で未経験職種に挑むべき理由

就職後、すぐに転職したくなることはある

学生の時に、就職活動に誠実に向き合い、新卒で思い通りの会社に入社し、数十年間同じ会社で仕事をすることは理想です。

しかし、たとえ就活中の第一志望の会社に就職したとしても、実際に入社してみると考えてもみなかった現実を経験することもありますよね。

会社の新卒くんと何度となくこんな会話を繰り返しました。

新卒くん

今までの会社に比べて、わが社はどうですか?

記事を書いた人

一番、長時間労働かも…

新卒くん

えーそうなんですか。
こんなんじゃ、結婚とか子育てとかできないですよね…
続けられないかもしれないなぁ

世間的に「お給料がとても良い」とされている会社での会話です。
たとえお給料が高額だったとしても、やりがいのある仕事であったとしても、長時間すぎる労働が常態化してしまっているような会社は、これから子供を産み育てることが待っている世代には相応しくない会社なのかもしれません。

長時間労働がありそうな職場だと、頭でわかって入社はしていたとしても、実際に体験してみると「これは続けられない」となってしまうことはあります。

新卒の就職活動を後悔している場合もある

新卒の時に第一志望の会社や職に就くことができず、夢を一旦諦めて就職している場合もあることでしょう。

新卒さん

就活失敗した…本当は本を作る仕事したかったのに…
入社できる会社に就職しちゃった

職場なんて簡単に変えられるし、変えていい

理想の就職をしたけれど失敗だったかもと思ったとしても、そもそも新卒の就職活動を失敗してたとしても、知って欲しいことがあります。

人生はいつからでもやり直せる

「絶望」が最も運を落とす感情です。

もしもあなたが今、就活を失敗したと絶望しているなら、気持ちを切り替えて何かしませんか?

目次

第二新卒枠で未経験職種に挑戦するべき理由

理由1:第二新卒は新卒と同じ扱い

多くの優良企業が、第二新卒採用を恒例化し、新卒と同じように採用活動を行っています。
新卒の就職が失敗したと思ったら、すぐに第二新卒枠での就職にチャレンジすればいいのです。
新卒と第二新卒は、入社してしまえば扱いは変わりません。

採用する側も、新卒入社時の認識違いや想定外の事由が発生する可能性は織り込み済みです。
なので、会社も新卒での就職のミスマッチに寛大なのです。

新卒の就職失敗は失敗ではありません。
学びなのです。学びがあったと思って、もう一度就職活動をしてみましょう。
次は絶対にうまくいきます。なぜって、あなたにはもう、社会人として働いた経験値がある上での活動ですから、新卒の活動より圧倒的に満足いく結末になります。

学生の時に行った甘い就職活動とは違ったことができるはずです。

理由2:お遊び大学生だった過去を挽回できる

もしもあなたが、新卒の就職活動が失敗だったと感じているのなら、第二新卒の就職活動は、失敗を挽回するチャンスです。

私の経験を話しますね。

私は、大学生の間、社会人になったら何をしたいを全く考えずにクラブ活動をしていました。
いざ就職活動を開始してみると、面接でアピールすることが全く見つかりません。
結果、新卒採用を大規模に行っているIT会社へ就職しました。

正直言うと、新卒の就職活動の時は、不採用の連絡を受け取ることを回避したくて、数社しか応募してませんでした。打たれ弱かったのです。

そして… 入社してから

新卒さん

もっといろいろな会社に履歴書を出しておけばよかった…後悔

と思ってました。

そこで、2年経ったら別の会社へ転職しようと決心しました。

入社してから2年後、新卒の時にはおそらく全く相手にされなかったであろう素敵な会社(同僚も、文化も、扱う商品も理想の会社)に転職することができました。

今でも第二新卒で入社した時の同期とは、年に1度、旅行に行くぐらい仲良しです。

この会社には12年在籍しました。この時、第二新卒として転職できていなければ、その後に続くキャリアはとても構築できなかったと思います。

新社会人として入社した会社に絶望してしまっていても、チャンスはあるということをお伝えしたいです。

理由3:第二新卒は可能性を考慮して採用する

私は、第二新卒の方々の採用面談も行った経験があります。
人事からは第二新卒採用は、「可能性を見て合否を判定すること」を依頼されていました。

人事

第二新卒は応募者の経験ではなく、可能性(ポテンシャル)をみてください!!!

記事を書いた人

面接官の皆さんは経験者採用と混同するのかな…
どう成長しそうかを考慮に入れればいいのね

第二新卒は、可能性で採用します。
経験がなくても採用される、最後で最大のチャンスなのです。

第二新卒就職活動未経験職種に挑戦するための準備

第二新卒として就職を成功させるには、周到な準備が必要です。
ここからはどのような準備が必要なのかを説明します。

準備1:なぜ今の会社を退職するのか。なぜ転職するのかの棚卸しをする

退職や転職理由は、自分のために明確にしておきましょう。

この理由は、転職先を決定する時の決め手になったり、転職後にまた何か疑問が出てきてしまった場合に「これがあったからこの会社に転職した」と自分の納得感に役立ちます。

正直ベースに1人で紙に向かい、なぜ今の会社を退職したいのか、転職したいのかを書きましょう。そして優先順位をつけます。

私の場合、棚卸しした1番めの転職理由ばかりではなく、その他の理由もあって12年間第二新卒で就職した会社で働くことができました。

この12年間の経験が基礎となって今まで無事に働くことができたのです。

準備2: 自分の強みとスキルを棚卸しする

次は具体的に今後どんな仕事をしたいのか、転職先を決めるために強みとスキルの棚卸しをします。

これを一人で行うことは難しいと思うので、人手を借りましょう

記事を書いた人

プロとしてどう生きていくのか?
やりたいことの”これ”が今ないのなら、人手を借りてしまいましょう

おすすめは国が提供するサービスを利用することです。

新卒さん

素敵な俳優さんが宣伝している転職エージェントに登録したら強みとかスキルとか一緒に棚卸してくれるのでは?

記事を書いた人

転職エージェントさんは基本的には自分の売上の向上が第一優先。
転職エージェントさんに連絡してしまうと、転職活動が始まってしまうわ。
まずは、やりたくないこと、やりたいこと、強み、スキルを棚卸することが先にしましょう!

準備3:業界と職種の調査

就職したい業界や業種の方向性が見えてきたら、職種や業種の情報を収集します。
収集する情報は、業界全体の方向性、業界を構成する会社、それぞれの会社の社風、職種の役割、職種ごとの仕事内容などです。

調べる方法も、いろいろな角度から調査しましょう

インターネットを利用し、情報を収集する

就職したい業界や会社がある場合は、その会社のホームページを隅から隅まで見ましょう。
採用情報のページに第二新卒応募に関する情報やスケジュールが掲載されている場合もあります。
私の会社の場合は、ライン登録をしておくと採用情報を受領できるようになっていました。

You Tube、Chate GPTやLinked INでその業界や、その会社を検索し情報収集すると意外な情報を収集できるかもしれません。

リアルな人脈を探し話を聞く

学生時代の友人、家族の友人、親戚、親戚の知り合い自分がアクセスできる範囲でその会社や業界に近い人を探してみましょう。
可能であれば時間を取っていただきお話を伺います。
実際にその業界の方に伺ったお話は、後々、面接対策に利用できる具体的なエピソードを習得できるかもしれません。

素直に、その業界、その会社で働きたいと言えれば、就職口が見つかる可能性もあります。

第二新卒に特化した転職エージェントに相談をする

第二新卒に特化しているエージェントは、第二新卒であるみなさんのニーズを理解しているので、気持ちに寄り添った対応をしてくださいます。
例えば、「UZUZ(ウズウズ)」は、求職者を担当するキャリアアドバイザーの90%が、既卒や第二新卒の就職経験者だそうです。

ウズウズでは履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などのサポートも受けることができます。

厚生省のキャリア形成・リスキング推進事業でセミナーやコンサルテーションをひとつづつ申し込むより、相談と求職がパッケージ化しているようで、結果早く満足のいく転職ができるかもしれません。

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